特定非営利活動法人 門司まちづくり21世紀の会

     北九州市門司区は三方に海を臨み、汐の香りと緑濃い山を背に、開港119年の歴史と産業、静かな住宅環境をあわせもつ、住みよいまちであります。

    この門司区をもっと活気溢れる「活き活き」としたまちにしたい、これは門司を愛する市民の熱い思いであるとともに、どのような「門司」を未来に引き継ぐかは私たち市民に課せられた大きな責任でもあります。

     門司区における門司港地区は、平成7年の門司港レトログランドオープン以来、年間200万人を超える都市型観光地として再生、たいへんな賑わいを呈しております。今後は、国際貿易港の歴史をもとに港湾機能と都市機能の一層の充実と調和、さらに門司港レトロ地区と和布刈地区への観光客誘致などにより、活力と賑わいのあるまちを目指したいと存じます。

     大里地区は、住宅地であるとともに、商業集積及び交通の利便性も高く、西の拠点となっております。しかし、まちの快適性や文化環境整備については住民の要望も多く、これらの充実が課題でございます。

     新門司地区は、物流基地としての道路整備や住宅などの条件整備が必要だと考えております。なお、当地区は市内でも誇れる豊かな海岸線と緑に恵まれており、門司港レトロ地区・和布刈地区と回遊性を持たせた、総合的な余暇活動の地区にしたいと考えております。


     以上の趣旨のもと、昭和60年7月15日に「門司まちづくり21世紀の会」を設立し、まちづくりに関する調査・研究・提言・まちづくりシンポジウム・海峡花火大会・まちづくり他団体との連携などの活動を、18年間に渡り積極的に展開して参りました。

     しかし、真に門司のまちづくりの活性化を実現するためには、それぞれの想いや活動をまとめ、行政とも連携していく必要がある、との考えに至った次第でございます。

     この「門司まちづくり21世紀の会」の事業を、全市民の信頼を得て円滑に推進するためには、当会が特定非営利活動法人格を取得することが必要であると考えました。

     ここにその準備が整いましたので、特定非営利活動法人門司まちづくり21世紀の会を設立しようとするものです。

平成16年2月13日

特定非営利活動法人
門司まちづくり21世紀の会

設立代表者 岡野 正敏